Intelが長らく販売しているCPUである「Core iシリーズ」に、世代交代の時期がやってきました。
その名も「Core Ultraシリーズ」とブランド名を一新し、様々な機能拡張がされているようです。
今回はそのCore Ultraシリーズの解説と、既存のCore iシリーズと比べてどう変わったのか?ゲーミング性能や、内蔵GPUがゲームにおいてどのくらいのパフォーマンスを発揮できるのかを解説します。
Core iからCore Ultraになって何が変わるの?
大きく分けて3つの進化を遂げていて、今までCore iシリーズでもできていたことを、より低負荷で効率よく実行できるようにスペックアップしています。
Hシリーズに搭載される内蔵グラフィックが強化された
主にノートPCに搭載される型番の末尾に”H”が付く「Core Ultra 7 155H」などのCPUに関わってくるのですが、内蔵GPUが「Intel Arc グラフィックス」になったことによりグラフィック処理性能がアップしました。
今までグラフィックボードが必要だった『Apex Legends』などのゲームを、画質を気にしなければ普通に遊べるレベルにまで性能がアップしています。
かなり負荷が軽い『マイクラ』『VALORANT』などのゲームであればかなり快適に遊べるので、カジュアルゲーマーならCoreUltra HシリーズのCPUで十分な性能を確保できます。
AI処理専用のNPUを搭載

モバイル用CPUには搭載されていましたが、これまでのPC向けCPUには無かったAI処理を専門とするNPU(Neural Processing Unit)が搭載されています。
これにより、機械学習やAI生成コンテンツなどを省電力かつスピーディーに行うことができるので、クリエイター用途にかなり貢献できるCPUとして生まれ変わりました。
Core iシリーズでもグラボと合わせてAI処理は可能でしたが、Core UltraのCPU単体でもかなり高いパフォーマンスを発揮できるようになっています。
低負荷時専用のLPEコア(Low-Power Efficient-Cores)を搭載
今メジャーなIntelのCore iシリーズの12世代以降から搭載されているマルチコア(Pコア+Eコア)システムですが、既存のEコアに加えて省電力で動作するLPEコアを追加しました。
これにより、アイドル時などのPCが低負荷な時の消費電力を極力抑えることができるので、節約だけでなく電源パーツへの負荷も抑えることができます。
各CPUとの比較

AMDとCore iシリーズとのスペックと価格差を比較してみました。
一般用途なら今流通しているCPUで困ることはありません。ゲーム用として使用するのに適したCPUスコアの目安は約20,000くらいから、動画やイラスト制作などのクリエイターPCとしてなら約40,000以上はあると良いでしょう。
Core Ultraはグレードが低い「Core Ultra 5 245K」でさえ40,000超えのスコアかつ、価格も約60,000円とかなりコスパが高いです。
上位グレードのCore Ultraシリーズも既存の同グレードCPUと比べてかなり高いスコアで、価格もそこまで大きく上がっていません。
相性がいいグラボ

Core Ultraシリーズと合わせると相性がいい(ボトルネックが生じにくい)グラボと、その組み合わせで遊ぶとどのくらいの環境が手に入るのかをまとめました。
基本的にかなりスペックアップしているので、「Core Ultra 5 245K」でも十分長い間ゲーミングPC用のCPUとして活躍できると思います。
もちろん最上級グレードの「Core Ultra 9 285K」とRTX 4090さえあれば無敵のPCが手に入るのは言うまでもありません。
まとめ
Core Ultraシリーズは既存のCPUと比べてかなりスペックアップと低消費化をしていて、それでいて価格もそこまで上がっているわけでもないので、かなりコスパが高いCPUと言えるでしょう。
そこまで高い性能のCPUを求めていない人にとっては必要のないシリーズとも言えますが、ゲーミングPCやクリエイターPCに採用するCPUとしては最適だと思います。