CPUメーカーのAMDが、新たに3Dシリーズの第二世代「AMD Ryzen 7 9800X3D」を発売しました。
第一世代とはどう違うのか?スペック的にはどのくらいなのかを今回は比較・検証していきます。
そもそも3Dシリーズってなに?という方は、「AMD Ryzen 7 5800X3D」の性能・比較で解説していますので合わせてご覧ください!
Ryzen 7 9800X3Dのスペック

| CPUコア | 8コア16スレッド(定格4.7GHz 最大5.2Hz) |
| ソケット形状 | AM5 |
| キャッシュ(L2+L3) | 8+96MB |
| TDP | 120W |
| PassMarkスコア | 40127 |
| 価格(2024年8月時点) | メーカー希望小売価格:約86.300円 |
8コア16スレッドとメジャーな構成ですが、3Dシリーズのネックだった発熱問題がかなり改善されているので、クロック数が大幅に向上しています。
これにより、オーバークロックにもある程度対応することが可能になりましたが、そのままでも十分周波数が高いので、高い処理能力とキャッシュ容量の両立に成功しています。
さすがに標準モデルより発熱が低くなるということにはなりませんが、「3Dシリーズといえば基礎能力は抑えめ」という印象を払拭しました。
8コア16スレッドなので、CPU自体に大きく負荷がかかる動画配信やAi制作はそこまで得意ではありませんが、最近は12コアや20コアもあるCPUがあるので当然と言えば当然です。
発熱が抑えられたことにより、空冷CPUクーラーでも十分冷やすことができるのもコスパ面でかなり大きいメリットです。
他のCPUと比べてどのくらいの基礎性能?コスパは?

単純にCPU自体のスペックを示すPassMarkスコアと価格を比較してみました。
処理能力はIntelのCore i5の14世代とあまり変わりませんが、価格が4万円近くも9800X3Dのほうが高くなってしまっています。
そのため、コスパ自体はお世辞には良いとは言えませんが、後述するゲーム内fpsという点ではかなり大きい恩恵が得られています。
CyberPunk2077のベンチマークで比較

もはやベンチマークソフトとも言えるほど定番になった『CyberPunk2077』でのゲーム内fpsを簡単に比較してみました。
前述のPassMarkスコアでは目立った感じはありませんでしたが、ゲーム内fpsでは最上位モデルのCorei9を余裕で超えるほどのパフォーマンスを発揮しています。
価格差にして約2万円近い上位のモデルを超えるfpsを叩き出すので、ゲーム用CPUにおいては最高ランクのコスパです。
合わせるグラボはどれが良い?
現状最強のグラボであるRTX4090と合わせても全く問題ないCPUです。
もう少しコストを抑えたいという方なら、コスパ重視でRTX4070Ti Superでも十分高水準なゲーム環境を整えることができます。
RTX4060くらいまでグレードが下がってしまうと、逆にRyzen7 9800X3Dが宝の持ち腐れになってしまうので、Ryzen7 5700X3DくらいのCPUと合わせるのがベストです。
まとめ
✓ 最上位グラボと相性がいいゲーミング性能最強のCPU
✓ 発熱が抑えられているので空冷CPUクーラーでOK
✓ 動画配信やエンコードなどのクリエイティブな作業はそこまで得意じゃない
✓ あくまでもゲーム用CPUなので、万能さを求めるなら同じ価格でコア数が多いモデルを買ったほうが良い
まとめるとゲーム用のCPUという点では間違いなく最強なのですが、それ以外の用途も重視するとなると同じ価格で上位モデルを買ったほうが汎用性は高くなるので、用途が限られています。
特に動画配信者の方などはコア数が多いCorei9やRyzen 9シリーズなどが良いでしょう。