2025年から順次発売となるAMD Radeonの最新シリーズのグラフィックボード、RX9060XTとRX9060XTTiの性能をまとめました。
これからPCを買い替えようとしている人や、今流行っているゲームに必要なグラボなのか気になっている人は参考にしてください!
RX 9060XTのスペック概要

FSR4までのフレーム生成機能に対応し、AIとグラフィック処理用のコアが増強されています。
これにより最近メジャーになったAI生成が過去シリーズに比べてスムーズになっていますが、8GBモデルではイラスト生成には厳しい性能です。
イラスト生成も楽しんだり、最新ゲームを高画質で遊びたいなら16GBモデルが最適でしょう。
ゲーム性能においてはどちらのモデルも優秀で、NVIDIAシリーズのグラボと違ってFSRに対応しているゲームは数多くあるので、ある程度重いゲームでも高画質かつ60fps超えを狙えるグラボです。
RTX 5060シリーズとの比較

基礎スペックは若干RTX5060Tiが抜けて高いですが、その分16GBの価格がRX9060XTに比べて約二万円も差が出てしまっているため、コスパ面では圧倒的にRX9060XTが勝っています。
フレーム生成の対応状況もAMDのFSRが圧倒的にシェアが広いので、実際のゲーム内パフォーマンスに関してはRTX5060TiとRX9060XTはほぼ差がないと言ってもいいでしょう。
RTX5060よりは性能が良く、RTX5060Tiのほんの少し下くらいという立ち位置のグラボです。
どんなゲームをどのくらいの環境で遊べる?

相応なCPUと組み合わせた場合、RX9060XTは最新ゲームを高画質かつ高fpsで遊べるグラボです。
フルHDならば100fpsを超える環境で遊べて、そこまで重くないゲームならWQHDの60~80fpsも狙えます。
前述したように、WQHDもかなりのタイトルで行けるグラボでありながらコスパが高いので、ミッドレンジを狙っているならかなりおすすめです。
『モンハンワイルズ』を最高画質100fps超えで動かせるというだけで、どんなゲームでもスペックに困ることはないということがわかると思います。
8GBと16GBモデルの価格差

「価格ドットコム」さんで比較してみてみると、8GBと16GBモデルの差は約10,000円ほどです。
10.000円も安いなら8GBでもいいのでは?と思うかもしれませんが、昨今のゲームはVRAMは12GB以上はないと画質良く楽しむには結構厳しくなってきています。
そのため、先を見据えるなら16GBを選んだほうが無難です。
6万円台で16GBのVRAMがあるグラボはかなりお買い得なので、よほど予算に余裕がない限りは16GBモデルほぼ一択と言ってもいいでしょう。
8GBモデルのデメリットは何?
● 最新ゲームで画質を上げると他の部分のスペックは足りていてもメモリ不足になる(VRAMがボトルネックになる)
● AI生成のスピードが遅くなる
● オープンワールド系のゲームでカクつきやすくなる
特に最新ゲームを高画質で遊べるスペックなのにVRAMだけ足を引っ張ってしまい、ゲーム画面が固まったり最悪フリーズする可能性もあるのが致命的です。
AI生成を楽しもうにもこれまたVRAM不足でスピードが遅く、快適とは言えないです。
『7Days to Die』などの多くのオブジェクトを表示するタイプのオープンワールドゲームにおいても、規模の大きい拠点や街などにいるだけでVRAM不足フリーズのおそれがあります。

一例として『モンハンワイルズ』を高画質設定にすると8GBモデルのグラボはもうカツカツになってしまうので設定を下げざるをえません。
8GBモデルがおすすめな人は?
●とにかく安くグラボが欲しい
●そこまで画質を上げてゲームをやるつもりがない
●AI生成に興味がない
そこまで高品質な環境を求めず、そこそこのグラボでいいという人には向いていると思います。
最新グラボの中では最も安い部類なので、とにかく安くPCを組みたいと思っているなら選択肢に入ります。
16GBモデルがおすすめの人は?
●最新ゲームをフルHD高画質で遊びたい
●AI生成に手を出してみたい
●4K行けるほどのグラボは求めていない
最新ゲームを高画質でしばらく遊んでいける性能が欲しい人は、16GBモデルがおすすめです。
フルHD~WQHD行ければ良くて、4Kほど超高画質な環境は求めていないミッドレンジユーザーなら最適のグラボと言えます。
16GBもあればAI生成も行えるくらいにはなるので、イラストや文書作成、プログラミングの補助など幅広い用途があります。
RTX5060TiとRX9060XTどっちがいい?
●とにかくコスパを求めるならRX9060XT
●NVIDIAアプリやAI生成を少しでも活用したいならRTX5060Ti
コスパ面だけで言えば、性能差がほぼ無い上に価格も2万円も安いRX9060XTが基本的に良いと思います。
RTX5060TiのメリットはNVIDIAアプリを活用した動画作成などのクリエイティブな作業がしやすいので、もともとNVIDIAアプリに慣れている人はRTXシリーズが扱いやすいでしょう。
搭載モデルの価格帯は18~22万円くらい

現在主要なBTOショップが取り扱っているRX9060XT搭載PCは、だいたい18~22万円です。
だいたいミドルスペックともなると25万円くらいが相場なので、買い替えを検討している方は率先してRX9060XT搭載モデルを選んでもいいでしょう。
まとめ:現状ミドルスペックの中では16GBモデルが一番優秀
フレーム生成に関してDLSSが優秀な部分は多少はあるのですが、FSRと比べると誤差の範囲で対応ゲームもFSRのほうが多いため、むしろFSRのほうが汎用性が高いと思います。
AI作業を効率的に行いたいのであればRX9060XTやRTX5060Tiより上位のモデルのハイエンドグラボを使う人がほとんどなので、正直AIメインで考える価格帯ではありません。
一番ユーザー数が多くなると思われるミドルスペック帯の中でも飛び抜けてコスパが高いので、NVIDIAアプリが使えないなどの細かいことを気にしないのであれば一番優秀なグラボだと言えます。
どうしても価格を抑えたいのであれば8GBモデルでも良いと思いますが、+10,000円で先行きも明るいグラボが手に入ると考えると8GBモデルはあまりコスパが良いとは言えません。