2025年から順次発売となるNVIDIAの最新シリーズのグラフィックボード、RTX5060とRTX5060Tiの性能をまとめました。
これからPCを買い替えようとしている人や、今流行っているゲームに必要なグラボなのか気になっている人は参考にしてください!
RTX 5060のスペック概要
| DLSS | DLSS4まで |
| AI TOPS | 614 |
| CUDAコア | 3840 |
| VRAM | 8GB GDDR7 |
| メモリ幅 | 128bit |
| 価格 | 55,800円~ |
RTX4060との比較

| GPU | RTX5060 | RTX4060 |
| DLSS | DLSS4まで | DLSS3.5まで |
| AI TOPS | 614 | 242 |
| CUDAコア | 3840 | 3072 |
| VRAM | 8GB GDDR7 | 8GB GDDR6 |
| メモリ幅 | 128bit | 128bit |
| TDP | 145W | 115W |
| 価格 | 55,800~ | 45,000~ |
基礎スペックはそこまで変わりませんが、AI TOPSのコア数が約2.5倍も増えているのでAI作業やDLSSのパフォーマンスが向上しています。
公式が比較しているゲーム内パフォーマンスの比較ですが、DLSS4を用いた場合に大きな差が出ているだけなので、DLSS4対応ゲームが数少ない現環境ではそこまでRTX4060と大きな差はありません。
定価は約6,000円ほど上がっていますが、円安や品薄の影響で相場はもっと上昇する可能性が非常に高く、おそらく60,000円~70,000円の範囲で販売されると思います。
RTX4060Tiが60,000円前後で購入できることを考えると、かなり厳しい立ち位置と言えます。
そのため、4060ユーザーの方は無理して買い替えるほどでもありません。
どんなゲームをどのくらいの環境で遊べる?

相応なCPUと組み合わせた場合、RTX5060は最新ゲームを普通に遊ぶ分には基本的に困ることはないグラボです。
フルHDならば60fpsを超える環境で遊べるので、高解像度!240fps!などの高い水準を求める人には不向きですが、「普通にゲームできれば十分」という人向けです。
とはいえ価格がやはりネックで、少しスペックが高い上に価格が同じくらいのRTX4060Tiで良いじゃん!となってしまうのが現状です。
RTX 5060Tiのスペック概要
| DLSS | DLSS4まで |
| AI TOPS | 759 |
| CUDAコア | 4608 |
| VRAM | 8/16GB GDDR7 |
| メモリ幅 | 128bit |
| 価格 | 2025/5時点:80,000円~ |
前モデルに引き続きVRAMが8と16GB用意されているRTX5060Tiは、AI TOPSが759とそこそこ高くなっているので、16GBならAI作業入門用として運用できます。
なるべく予算を抑えてゲーミングPCを組みたいユーザーがたくさんいる中、「これ60,000円台だったら買うんだけどな〜」と思っている方も多いのではないでしょうか。
価格は現在約8万円と手が出しにくく、これより上のモデルともなると10万円の予算は見ておく必要が出てくるので、スペックと価格のバランスを考えると厳しいです。
RTX4060シリーズがコスパや消費電力を考えると優秀なので、DLSS4の対応環境が少ない現状は需要が低いグラボと言えます。
RTX4060Tiとの比較

| GPU | RTX5060ti | RTX4060ti |
| DLSS | DLSS4まで | DLSS3.5まで |
| AI TOPS | 759 | 353 |
| CUDAコア | 4608 | 4352 |
| VRAM(2モデル) | 8/16BG GDDR7 | 8/16GB GDDR6 |
| メモリ幅 | 128bit | 128bit |
| TDP | 180W | 140W |
| 価格 | 2025/5時点:80,000円~ | 2025/5時点:58,000円~ |
前シリーズの4060Tiと比較すると、AI TOPSのコア数が2倍に上昇している以外の基礎スペックはほぼ同等と言ってもいいでしょう。
VRAMも各モデル変わらずリリースされるので、そこまで変わらないように見えますがAI性能を上げた代償として消費電力が40Wも上がっているのがネックです。
そのため、550Wで済んでいた電源が600Wを入れたほうがいいラインまで上がってくるため、コスパはあまり良くありません。
とはいえDLSS4対応ゲームをするという前提ならかなりのパフォーマンスを発揮するので、長い目で見れば選択肢としてはありです。
特に昨今のゲームはVRAM8GBでは物足りなくなってきているので、今後リリースされるゲームでメモリ不足になりたくない、AI作業もしてみたい方には16GBモデルのRTX5060Tiはおすすめできます。
逆に言うと8GBモデルは4060Tiで良いとなってしまうので、実質RTX5060Tiは16GBしか需要が無いとも言えます。
8GBと16GBモデルの価格差

「価格ドットコム」で比較してみてみると、8GBと16GBモデルの差は約5,000円しかないので、16GBを基本的に選ぶほうが良いでしょう。
各販売店もそれを考慮してかなり多くの16GBモデルを用意しているため、購入しやすくなっています。
注意したいのは、BTOショップでゲーミングPCを購入するときに安めのRTX5060Ti搭載モデルを選ぶ場合、8GBモデルの場合が多いのでしっかりVRAMまで確認しておきましょう。
どんなゲームをどのくらいの環境で遊べる?

プレイ環境は4060Tiとほぼ変わらないと言っていいでしょう。
フルHD環境なら困ることがなく、軽めのゲームなら高解像度にしてもサクサク動くので、少し贅沢なゲーム環境が手に入ります。
レイトレーシングとDLSS4を併用できるタイトルが増えてくれば、よりリアルな映像をカクつかないで楽しめるようになるので、将来性もあって期待できるグラボです。
今後のゲームを考慮するということは、VRAM問題も考慮しなければならないので、先述した16GBモデルを前提にした評価となってしまいます。
まとめ:5060は4060で良い、5060Tiは16GBモデル一択
どちらもDLSS4のベンチマークを見ると非常に魅力的なのですが、ゲーム自体がDLSS4に対応していないと意味がなく基礎スペックもAI性能以外に大差ないので、ゲームだけでいうとコスパがあまり良くありません。
5060はAI性能が高くなったとは言え8GBメモリかつ、あらゆるAI作業の要求スペックの相場で考えるとあまりおすすめしにくい性能なため、だったらもっと安い4060で良いよねとなってしまいます。
AI作業を求める場合、VRAMはせめて12GB以上は欲しいところなのでイラスト生成をしてみたいけどそこまで予算がないという人には5060Tiの16GBモデルはかなりおすすめです。
AI作業を考慮しなくても、今後リリースされるゲームは8GBでは物足りなくなってきているので、5060Tiの16GBモデルはフルHD環境で長く遊べるグラボとして優秀だと思います。