就職や転勤、結婚などを始めとした様々なキッカケで、“引っ越し”というイベントは発生します。筆者自身もこれまで何度か引っ越しを経験していますが、ゲーマーであるがゆえに引っ越し先の条件に頭を悩ませることもしばしば。
ゲーマーにとって引っ越し先のゲーム環境は、快適なプライベートを過ごすために最も重要な要素といっても過言ではありません。
引っ越し後に「失敗した!」と感じても、そう簡単に次の引っ越しを実行するのが大変なのも、失敗したくない要因です。
そこで今回は、ゲーマーの皆さんに向けて「引っ越しで失敗しないための物件選びのコツ」をご紹介します!
*本記事はマンションやアパートなどの集合住宅への引っ越しを想定して執筆しています。
STEP1:ネット回線の種類・速度は必ず確認!
昨今PCや家庭用ゲーム機などゲームをプレイするための媒体は多岐に渡りますが、ネット回線がイマイチだとオンラインプレイが快適にできません。
また「ゲームのダウンロードが遅くプレイまでに多大な時間かかる」「動画視聴がスムーズにいかない」など、ネット上のQOLが著しく低下します。そのためオンラインで遊ぶことを想定するのであれば、ゲーマーとして回線速度は最も重視したい条件です。
ネット回線は光回線一択!配線方式にも注意しよう

まず、引っ越し先の条件として確認したいのは「ネット回線の種類」です。ネット回線には現状4種類ほどがありますが、ゲーマーであれば光回線一択です。速度や安定性の観点から、その他ネット回線の種類は知らなくて良いレベルで光回線以外の選択肢はありません。
では光回線なら安心かというと、そういう訳でもないのが厄介な点です。集合住宅における光回線の配線方式には、光配線・LAN配線・VDSL配線の3パターンがあります。
最も理想的なのは、各部屋に光ファイバーを配線し速度・安定性の高い「光配線」です。しかし、導入難易度が高く、新しいマンションで導入されている物件はあるものの古いマンションだと導入されていないことが多いです。
一方で、最も避けた方が良いのは「VDSL」です。電話回線を使用するという導入難易度の低さから、古いマンション等で新たな工事を必要としない点がメリットはあります。
しかし、他の方式の10分の1の速度(最大100Mbps)しか出ないことに加え、電話回線を複数の部屋に分けて使用しているので、利用者の多さによって不安定になります。そのため、ゲーマー目線だと速度・安定性における不安要素が大きいためオススメできません。
LAN配線は回線の共有という点ではVDSLと同様ですが、最大速度は理論上光配線と同じ値まで出ます。そのため、光配線がベストの選択肢ですが次点の選択肢としてLAN配線が候補にあがります。
引っ越しを検討する際は、回線速度がマンションのネット利用量に左右されるため、事前にどの程度速度がでるのかを確認しておく必要があります。
回線速度は100Mbps以上が目安

では、オンラインでゲームをプレイする上でどの程度の回線速度を担保すれば安心かというと、一般的には30Mbps~100Mbpsと言われています。
光配線であれ憂慮する必要はありませんが、LAN配線の場合マンションの回線混雑や、ルーターとの相性などで回線速度が低下することを考慮すると、最低でも100Mbps以上は確保したいところです。
参考までに、筆者が住んでいるマンションはLAN回線で、ゴールデンタイムで400Mbps~450Mbpsです。古今東西のオンラインゲームをプレイしても、ネット回線の速度・安定性に関して不自由を感じたことはありません。
入居後にマンションのネット利用量の変化も考えられるので、回線速度は早ければ早いほどいいです。管理会社や不動産経由で確認するか、自身で実際に計測してみるのが確実です。
STEP:2防音性を確認

ゲーマーが発する“音”は、本人が意識しているよりも大きいことがほとんどです。友人との会話、キーボード・コントローラーの操作音など、熱中すればするほど自分の発している音には鈍感になりがちです。
騒音トラブルは自分が想像もできない事件を引き起こす場合もあるので注意が必要です。そのため、家族や隣人に気兼ねすることなくゲームを楽しむためにも引っ越し前に防音性については確認しておきたいところ。
部屋の防音性が高いことが最も話が早く済むのですが、一般的な作りの部屋で高い防音性を完備していることは稀です。部屋の中から想定されるボリュームの声や操作音を出してみて、直接確認してみるのがいいでしょう。
また、寝室やリビングから離れた部屋をゲーム部屋にするなど、物理的な対策も有効です。配信者となれば話は別ですが、ある程度の距離が離れていれば、同居人が気になるほどの音が伝わることはありません。角部屋の物件で、隣人のいない方向の部屋に配置できると理想的ではないでしょうか。
STEP:3部屋のスペースとネット配線位置を確認

STEP2と並行して実施することになるのが、ゲーム部屋のスペースです。ゲーミングチェを始め、デュアルモニターやその他デバイスを配置するデスク、PCやCS機など、日常的に使用するものだけでも意外とスペースを必要とします。
引っ越しを期に部屋に合わせて買い揃えるなら問題ないですが、ほとんどの人が前の部屋で使っていたものを持ち込むと思います。そのため、どの程度部屋に置けるのか、理想とする形で配置できるのかは引っ越し前に確認しておきましょう。
ゲーマーたるものネットの接続は有線でするのが無難です。そのため、部屋のネット配線の接続位置を確認しておくのも重要です。多くの物件がメインとなるネットの接続を1つ要しています。それを基準として配線周りの部屋のレイアウトを考えることになります。
仮にリビングがメイン接続だった場合、離れた部屋までLANケーブルを引っ張ることになります。LANケーブルが長いことによる通信速度への影響はありませんが、長ければ長いほど断線などのリスクは上がりますし、部屋の景観を損なうため最小限に留めたいです。
物件によっては複数の接続口があり、どれかがメインの接続口となっている場合もあります。その場合は、ネット接続口の変更や増設、施設が可能かどうか不動産会社や管理会社に確認するのがオススメです。
まとめ
今回は、ゲーマーが引っ越し先で快適なゲームライフを行うための物件選びのコツを紹介しました。これらを怠ると、快適なゲームライフはおろか満足にプレイすることができなくなってしまう場合も考えられます。
引っ越しを検討している人は、この記事を参考に「引っ越してよかった!」と思える転居を実現してください!