『League of Legends』における大会シーンの実況解説や、ストリーマーの方がよく「構成が悪い」「構成差が出てる」と言っている場面をよく見かけると思います。
しかし、構成が悪いと言われても、具体的に「どういう構成だから差がつくのか」というのをはっきり理解できない方も多いのではないでしょうか?
今回は、そういった構成に関する疑問に答え、具体的な構成の種類と、その相性について解説していくので、大会を観戦する際の知識や実際にプレイする際の構成の組み方の参考にしてください!
『LoL』におけるチーム構成とは

『LoL』は5v5で対戦するゲームですが、ピックされたチャンピオンの特徴の組み合わせで、チーム全体の得意な戦い方が決まります。
「物理ダメージと魔法ダメージに偏りがないか」「CC(行動不能デバフ)は足りているか」などの基本的な攻撃手段を考慮した上で、集団戦を重視するのか、少数戦を重視するのかなどの方向性を決めるのが一般的です。
これをチーム構成と呼び、「構成が悪い」と言われる場面は、「ダメージ属性が偏っている(オール物理属性など)」「CCが無い(少ない)」「攻撃力が高いチャンピオンが少ない」といったそもそも基本的なチームのバランスが悪い状態を指します。
特にプロシーンでは、相手チームが得意とするチャンピオンをもとに、有利に動けるバンピックで構成を練る事が非常に重要で、バンピックの結果で勝敗が決まると言っても過言ではありません。
代表的な構成例
ここでは代表的なチーム構成の例を3つ紹介します。
細かく分けると後述するキャッチ構成などの種類はありますが、基本的にはこの3つの構成を中心にしてチャンピオンピックをし、チーム全体の方向性を決めることになります。
エンゲージ構成

敵チームに強力なエンゲージを仕掛けられるスキルを持ったチャンピオンを軸に、味方に合わせて瞬間的なダメージを出すことができる構成を「エンゲージ構成」と呼びます。
代表的な例としては「マルファイト」や「ラカン」のような、わかりやすく強力なエンゲージスキルを持ったチャンピオンが軸になります。
エンゲージが成功したら更に味方がCCをかけ続けて、ダメージキャリーが火力を出し切って集団戦に勝利するのが理想です。
能動的に集団戦を仕掛けることができて、わかりやすい構成でもあるので、よく見かける構成の一つです。
エンゲージにスキルを使い切ったのに敵を倒しきれない場合、チャンピオンが孤立して死んでしまうので、エンゲージスキルをいなすことができる「カウンターエンゲージ構成」を苦手とする弱点があります。
カウンターエンゲージ構成

その名の通り「エンゲージに強い構成」で、敵のエンゲージをいなして形成を逆転させることが得意な構成を「カウンターエンゲージ構成」と呼びます。
自分たちから仕掛けるのはあまり得意ではないですが、敵が向こうから来てくれるならやり返せる強力なカウンタースキルを持つチャンピオンが多い構成です。
特にバロンやドラゴンを先に触って、チーム全体が迎撃体制を整えられているときが強力で、相手チームは仕掛けたら返り討ちに合う可能性が高く手を出しづらくなるので、オブジェクトファイトに強い構成でもあります。
一方でエンゲージは不得意ゆえに「ポーク構成」は苦手で、長射程のチャンピオンにチクチクと体力を削られがちなので、弱点を解消するために回復系のサポートやエンゲージスキルを持つチャンピオンを添えるのが理想的です。
ポーク構成

遠距離からチクチクと相手チームの体力を削ることが得意なチャンピオンで編成されるのが、「ポーク構成」です。
倒しきれずとも、戦線を維持することが出来ないくらいに体力を削り、機を見計らってローヘルスのチャンピオンを倒して人数有利を作ることを目的としています。
安全な位置から攻撃することが得意ですが、長射程のチャンピオンは総じて耐久力が低いので、アサシンチャンピオンからの奇襲や、エンゲージ構成の射程に入るとあっさりやられてしまう所が弱点です。
そのため、サポートには味方を守るためのスキルを持つチャンピオンをピックすることが多いです。
特殊な構成
これまで代表的な構成例を紹介してきましたが、そのどれにも属さない特殊な構成も存在します。
基本的に5v5の集団戦を想定せず、少数戦を有利に運ぶことができる構成や、集団戦をひたすら拒否してタワーやオブジェクトを取りに行く構成がそれにあたります。
スプリットプッシュ構成

「カウンターエンゲージ構成」の亜種と言えるような構成で、タイマンが強く、ミニオンやタワーを攻撃する性能が高いチャンピオンを軸に、ディスエンゲージ(相手の仕掛けを拒否する)スキルを持つチャンピオンで相手の集団戦への仕掛けを拒否する構成です。
スプリットプッシュを担当するチャンピオンは、他の味方が敵チームを引き付けている間に、レーンを押し進めてタワーをドンドン折っていく事が仕事となります。
しかし、この作戦には味方チームの理解が必要なので、5人固定のチームでVCを使いながらでなければ難しく、野良でスプリットプッシュをし続けると「味方に寄らない地雷プレイヤー」と思われがちです。
また、5v4で集団戦を仕掛けられがちなので、拒否しきれずにチームが壊滅してしまう可能性が高くなるため、理解度と共にプレイヤースキルもある程度必要になってきます。
そのため、高レートで理解のあるプレイヤーが多い環境か、5人固定チーム以外では難しい構成でしょう。
キャッチ構成

「エンゲージ構成」の一種で、相手チームで浮いた敵を狙って各個撃破する事が得意な構成です。
基本的に「フックチャンピオン」と言われる「ブリッツクランク」や「スレッシュ」などを軸に、CCを幅広い範囲で合わせることができるチャンピオンで構成されます。
単純に相手チームの誰か一人でも倒すことができれば、人数有利を活かして試合を運ぶことができるため、フックサポートやエンゲージ担当チャンピオンのスキル精度に依存はしますが、強力な構成です。
しかし、キャッチするためには相手チームがどこに居るのかを把握しなければならないため、視界を取る事が得意なチャンピオンとフック兼ワード担当のサポートの責任が非常に高くなります。
また、相手がタフなカウンターエンゲージ構成で、5人で常に固まって行動することを徹底された場合、仮にフックやキャッチしたとしても返り討ちに合う可能性が高いという弱点があります。
各構成の有利不利は、基本的に3すくみの相性になっている

上記の画像のように、「エンゲージ構成はカウンターエンゲージ構成に弱い」「カウンターエンゲージ構成はポーク構成に弱い」「ポーク構成はエンゲージ構成に弱い」と相性が回っています。
上記の画像のように、「エンゲージ構成はカウンターエンゲージ構成に弱い」「カウンターエンゲージ構成はポーク構成に弱い」「ポーク構成はエンゲージ構成に弱い」と相性が回っています。
大会シーンで「構成(相性)が悪い」と言われる理由には、この3すくみによるものがあるので、各構成の有利不利を解説します。
エンゲージ構成の有利不利
エンゲージ構成は、防御力が低めで拒否スキルが少ない構成に瞬間的に接敵して倒すことが得意なので、遠距離スキルは強いけど防御力が低いチャンピオンが多いポーク構成に有利です。
逆にカウンターエンゲージ構成は、タフでスキルを無効化したり回復する手段が多く、至近距離で強力なチャンピオンが主力なので火力負けしてしまいがちなので不利になります。
カウンターエンゲージ構成の有利不利
カウンターエンゲージ構成は、耐久力が高めなチャンピオンや、迎撃スキルが強力なチャンピオンが多いため、向こうから接敵してくれるエンゲージ構成との戦闘は得意です。
しかし、こちらから仕掛ける手段に乏しいので、遠距離から攻撃してくるポーク構成には反撃手段が少ないため不利になり、一方的に体力差をつけられて集団戦をできずにドラゴンなどのオブジェクトを明け渡してしまうという事になりがちです。
ポーク構成の有利不利
ポーク構成は、こちらに届くスキルが少ないチャンピオンが多いカウンターエンゲージ構成に対して、一方的に攻撃をし続けられるので有利です。
しかし、遠距離攻撃が強いチャンピオンは、総じて耐久力が低いので、接近手段が豊富なエンゲージ構成に対しては、一方的に押し切られてしまうので不利になります。
まとめ
今回は『League of Legends』の構成による相性に付いて解説しました。
もちろん本記事のような例以外にもたくさんの特殊な構成や、一概に不利とはならないチャンピオン構成も日々発掘されているので、あくまで「だいたいこういう意図があってこのチャンピオン使ってるんだろうなあ」という程度で参考にしてください!
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