皆さんはゲームをプレイする際のコントローラーはどういったものを使用していますか?
FPSであれば、「キーボード&マウス」か「パッド」といったように、1つのタイトルで複数の選択肢があることは珍しくありません。
こと格闘ゲームにおいても、パッド以外にアーケードコントローラー(以下アケコン)やレバーレスコントローラーと呼ばれる周辺機器があります。
新しいジャンルのタイトルに挑戦する際、コントローラーの選択肢が多いと、どれにしようか迷ったり、結果的に自分に合わないものを購入してしまったりと、失敗はつきものです。
そこで今回は、「興味はあるけど、どれを買っていいかわからない。」「高価な買い物だし失敗したくない!」という人のために、主に格闘ゲームで使用されるアケコンについて選び方の知識や、「そもそもアケコンを使用したほうがいいのか」について、前後編に分けて解説していきます。
筆者目線のおすすめアケコンも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
アケコンって買ったほうがいいの?使用率は?

今回の記事ではアケコンについて紹介していきますが、そもそもアケコンを買う必要はあるのでしょうか?結論から言うと、「必ずアケコンを購入しなければならない」ということはありません。
というのも、近年発売されるタイトルはパッドでもプレイしやすくデザインされているものが多く、コンボや立ち回りにおいてもアケコンと比べて遜色ないプレイが可能となっています。
こういったデザインにシフトしていっている背景には、アケコンやパッドを使用しているプレイヤーの人口が大きく関係しています。
アケコンを使用するのが快適なプレイに繋がる人はどういった人なのか、アケコンの使用率やその性質から見ていきます。
アケコンの使用率ってどのくらい?

ゲームパッドの高性能化やレバーレスコントローラーの普及、そしてアケコンの供給不足などで、アケコン自体のシェア自体は徐々に低下しています。
また、昨今のゲームセンターの減少や、プライズゲームや体感ゲームが中心のゲームセンターが増えたことも影響しています。
その一方で、アケコンは30代を中心としたゲームセンター世代に根強い人気があるのも事実です。現在のアケコンの使用層は、「自宅でもアーケード筐体に近い環境でプレイしたい!」というプレイヤーが中心となっています。
「レバーレスコントローラーもアケコンじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、アケコンは「ゲームセンターのアーケードゲーム機を模したもの」という定義のもと考えると、厳密にはアケコンではありません。
気になるアケコンの使用率はというと…
これは『鉄拳』シリーズでの一例ですが、ストリートファイターのプロゲーマーであるときどさんのYoutubeチャンネルの動画で、鉄拳のプロデューサーである原田氏がアケコンの使用率について言及していました。
筆者も驚いたのですが、なんと世界的なアケコンの使用率は10%にも満たないそうです!つまり、パッドを使用している人が90%以上ということになります。
これには、『鉄拳』シリーズの海外での売り上げが多いことや、もともと海外にはアーケード文化が少なかったことが大きく関係していますが、それを加味してもパッドの使用率が上昇していることがわかります。
アーケード文化が栄えていた日本に限って言えば、もう少しアケコンの使用率は上がるかもしれませんが、それでもパッドのプレイヤーが増加していることに変わりはありません。
ちなみに、格闘ゲームのプロシーンでは、海外ではPunk選手をはじめ多くのプレイヤーがパッドでプレイしています。日本でも鉄拳のプロゲーマーちりちり選手はパッドプレイヤーとして有名です。
現在では、使用率が高いとは言えないアケコンですが、筆者含め使用しているのは相応の理由があります。
アケコンは使ったほうが勝てる?
アケコンを使用している理由として最も大きいのは…「勝てるから!」ではありません。前述したアーケード文化による”慣れているから”が主な理由ではないでしょうか。
「慣れている=勝ちやすい」と考えればそうかもしれませんが、これはアーケード出身のプレイヤーに限った話になります。
また、アケコンとパッドの優位性については、メジャータイトルに限っては勝敗に関して明確にどちらの方が有利ということは、現状ないとされています。
というのも、格闘ゲームにおいては、FPSのようにエイムアシストがあるなど、ゲームシステムに影響するような差はパッドとアケコンの間にはないからです。
以前は、「静音性にはパッドが優れている」「ボタンの同時押しにはアケコン」など、様々な得手不得手が議論されてきました。しかし、現在はデバイスの発展やゲーム側のシステムによってそれらの点においても、ほぼ差はありません。
つまり、勝敗に影響しない以上、格闘ゲームにおいてどちらのコントローラーを使用しても筆者はいいと思っています。
「じゃあアケコンを使用する必要ないんじゃ?」と思った人もいるでしょう。しかし、仮にそうであれば、今回の記事は初めから執筆しようとは思いません!
アケコンにはパッドにはない利便性や、操作性があり、新規プレイヤーの人でも購入を検討する余地があるのです!
アケコンはこういった人にオススメ!
それでは、アケコンはどういった点で優れているのかを見ていきます。
耐久性に優れている
アケコンはパッドに比べ、コントローラー自体の耐久性が高いです。これはパッドの耐久性が低いということではなく、相手との間合い管理やコンボなど、他のゲームジャンルに比べ格闘ゲームの操作量が多いことが関係しています。
そもそもアケコンは格闘ゲームをプレイすることを前提に作成されていますから、当たり前といえば当たり前なのですが…。
例えば、某プロゲーマーがパッドで『ストリートファイターⅤ』をプレイし始めたところ3ヶ月で壊れたという話もあります。
また、格ゲーではないですが、スティックやボタン操作量の多い『大乱闘スマッシュブラザーズ』プレイヤーも頻回にコントローラーを買い替えている印象です。
パッドに比べアケコンが高価とはいえ、何度も買うようなことがあれば同額がそれ以上になってしまうことも考えられます。
そのため、格闘ゲームをしっかりと時間をかけてやり込みたい!という人は、最終的なコストパフォーマンスを考え、アケコンの購入を考慮してもいいと思います。
アケコンは気軽にメンテナンス可能

これはアケコンをBTOのPC、パッドをノートパソコンに置き換えて考えてみるとわかりやすいです。
BTOのパソコンは何か不具合が起きた際、それがどこのパーツかを突き止めさえすれば、その個所を交換することで再度使用が可能になります。また、ほこりや汚れの除去なども簡単ですよね。
しかし、ノートパソコンの場合相応の知識がなければ、内部を触って修理するなどの干渉はオススメできません。若かりし頃の筆者はパッドに不具合が起きた際、素人作業で干渉し修理不可となった経験があります。修理や交換に出せば再度使用可能ですが、待っている時間も長くいち早くプレイを再開したいですよね!
その点、アケコンはBTOのPCと同様、知識さえあれば簡単にメンテナンスが可能となっています。内部構造もパーツと配線が繋がっている簡素なものになっているので、機会を触ることに抵抗がある人でも比較的メンテナンスしやすいと思います。
自分に合った操作性にカスタマイズできる!

前述した”慣れ”もそうですが、筆者自身がアケコンを使用する理由として比重として大きいのは「カスタマイズ性」です。
パッドはある程度決まった規格のものが販売されているので、パッドごとに自分にあっているものを探す必要があります。ひとつひとつ購入して試すのはコストも時間もかかり現実的ではありません。
アケコンでは各パーツに様々な選択肢があり、レバーひとつとっても「種類持ち手の形」「倒した際の硬さ」「可動域の設定」「静音性」など、細かく調整できる仕様になっています。
自分の操作の癖に合わせて、正確に入力できる工夫をしていく作業は、それがバッチリとハマったときに充実感を得られ、個人的にはとても楽しいです。もちろん勝敗にも大きく影響してきます。
デザインや操作性をカスタマイズして、自分だけのデバイスを作りたいという人にはアケコンがオススメです!
まとめ
今回は、格闘ゲームにおけるアーケードコントローラーの選び方の前編として、特徴や基礎的な知識に加え、アケコンの優れている点について紹介しました!
後編となる次の記事では、具体的なアケコン選定の際の予備知識や、筆者オススメのアケコンについて紹介していきます。
関連記事