突然ですが、初めて『League of Legends』をプレイしたとき、アイテムの種類の多さにビックリしませんでしたか?
『League of Legends』には、単純なステータスUPから行動阻害やシールドなど、多種多様なアイテムが実装されています。
そういったアイテムを組み合わせる「アイテムビルド」は、1vs1と集団戦においてチームの勝敗を分ける重要な要素です。
多種多様なアイテムを自由に組み合わせ、その試合に適したアイテムビルドを完成させチームを勝利に導くことは、『League of Legends』の魅力のひとつといえるでしょう。
一方で、初心者の人からすれば「アイテムビルドって言われてもどれとどれを組み合わせていいかわからない!」となるのは当然です。
私自身、始めたばかりのときは、あまりのアイテムの多さに「こんな数覚えられない!」と、
一度は匙を投げた経験があります。しかし、少しの基礎的知識があれば、アイテムビルドはそこまで難しくありません。
そこで第2回となる今回は、『League of Legends』のアイテムと、それらを組み合わせるアイテムビルドの基礎知識について、前編・後編にわたって紹介していきます!
*この記事はパッチ25.11のときに執筆されました。
アイテムの基本を知ろう!

まず、アイテムビルドを知る前に、それを構成するアイテムについて知っておきましょう。
アイテムの仕組み
アイテムビルドを完成させるために購入していくアイテムは、完成品ともなると、そのほとんどが強力な効果をもっています。
「完成品?じゃあ最初は未完成なの?」と思った人は鋭いです。アイテムは完成品の「上位アイテム」と「素材アイテム」に分かれており、素材アイテムをそれぞれ購入しアイテムを完成させる必要があります。
つまり、完成品を序盤からいきなり購入できるわけではなく、その素材となるアイテムから購入していかなければならないということです。

具体的には、画像のように枝分かれしたアイテムを下から購入し、一番上にあるアイテムを目指すといった形になります。
序盤は獲得できるゴールドに限りがありますが、中盤から終盤にかけてゴールドが貯まっていれば、上位のアイテムを一気に購入することも可能です。
アイテムの購入順
ひとつ注意しなければならないのは、素材アイテムの購入順です。さきほどの画像でもわかる通り、完成を目指す過程で素材アイテムが複数存在していることがあります。
画像は「ルーデンコンパニオン」というアイテムですが、このアイテムの完成を目指す際、どちらの素材アイテムを買えばいいのでしょうか?
答えは簡単で、アイテムの金額が同程度であれば、より性能の高い方を買えばいいのです。
ルーデンコンパニオンはロストチャプターとヘクステックオルタネーターという2つのアイテムで構成されています。
ロストチャプターの効果が

であるのに対して
ヘクステックオルタネーターは

ですから、ロストチャプターを優先的に購入した方が対戦を有利に進められます。
アイテムは「値段が同じ=強さが同じ」わけではないので、購入時にはアイテムの効果をしっかりと把握しておく必要があります。
アイテムの購入順2
「ロストチャプターにも素材があるけど、一発でロストチャプターが替えなかった場合はどうすればいいの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。
そこで考えなければいけないのが金銭効率になります。「金銭効率とは、払うお金に対してどれだけの効果が得られるか」と考えてもらってOKです。
ロストチャプターは「増魔の書(400G)」「サファイアクリスタル(300G)」「輝きのモート(250G)」で構成されています。
では、「レーンで1200G溜めたかったけど、600Gで帰ってきちゃったトホホ」の場合を想定します。このシーンで600Gをどう使うのが効果的でしょうか?
選択肢としては、増魔の書を購入するか、サファイアクリスタル+輝きのモートを購入するかの2択になると思います。*ワード・シューズ・ポーションの選択肢は一旦除外します。
「アイテム2つの方が強そう!」と思うかもしれませんが、そういうわけでもないのが難しいところ。
増魔の書で得られるステータスが「魔力+20」に対し残り2つのアイテムを買った場合は「マナ+300」と「スキルヘイスト+5」となります。
スキル数回分のマナと雀の涙ほどのスキルヘイストでは、序盤のレーン戦において大きなアドバンテージとは言えず、その後もジリ貧となっていく可能性が高いです。
「輝きのモートを買うぐらいならコントロールワードを買え」なんて言葉もあるぐらいなので、増魔の書を買いチャンピオンの火力を上げる方が、レーン戦を有利に進めやすく勝ちにつなげやすいでしょう。
アイテム購入の最適解は難しい
ここまで基本的なアイテム購入の原則を説明しました。
しかし、アイテム購入の最適解はチャンピオンの相性やPT構成など、様々な要因によって変化します。
そのため、すべてのシチュエーションにおいて正解の買い方があるわけではなく、説明が難しいのが実際です。
「このアイテムから積めば必勝!」とうたっていても、プレイヤーのスキルで覆されることは往々にしてあり得ます。
初心者のうちは、統計サイト等を参考にアイテムの購入順序を決め、金銭効率等を考えるのはリプレイで自身の購入順がその試合で適切だったかを考える材料として利用するのがオススメです。
アイテムを買うには?

アイテムの仕組みを理解したら、次はアイテムを購入する方法についてです。
試合中、画面の右下に自分の持っているゴールドが表示されます。初期状態では500Gを所持しているので、スタート時はショップで500G分のアイテムを購入し試合開始となります。
それでは、肝心のゴールドはどうやって貯めるのかというと、『League of Legends』では以下の方法でゴールドを貯めることができます。
①時間経過
②ミニオンのラストヒットを取る
③タワーおよびタワープレートの破壊
④敵チャンピオンのキル・アシストを獲得
この他にも、「シャットダウンゴールド」や「オブジェクト賞金」といった要素がありますが、初心者の人はひとまずこの4つを押さえておけば大丈夫です。
そのうえで、この中でも特に重要なのが①の「ミニオンのラストヒットを取る」です。よくCreep Score(CS)と表現されますが、相手とのCSの差はアイテムビルドやレベルの差に反映されやすいです。
そのため、相手よりも先にアイテムビルドを完成に近づけ、対戦を有利に進めるためにも、CSはとても重要な要素となっています。
アイテムの種類

アイテムの仕組みや、買い方は理解できたでしょうか?次は、アイテムビルドを構成するアイテムの種類について紹介します!
一度にすべてを覚えることは難しいので、自分の使用するチャンピオンに関連したアイテムから覚えていくのがオススメです。
装備アイテム
装備アイテムは、アイテムビルドの核となる強力なアイテムです。
種類によってステータスに様々な恩恵をもたらし、購入順によってチャンピオンの育成方針が決定する重要なアイテムです。
そのため、アイテムビルドの個性という部分では、何の装備アイテムを積んでいるかという点が色濃く反映されます。
ブーツ
ブーツは、基本性能として「移動速度の上昇」を持ち、種類によって攻撃力や防御力が上昇したり、スキルヘイストの効果をもっていたりします。
移動が速くなるということは、それだけレーンに復帰するのが速くなりますし、敵のスキルをかわしやすくなります。また、いち早く仲間のピンチに駆けつけることもできるでしょう。
ゲーム終盤になると、ブーツを売却して他のレジェンダリーアイテムを購入するといった動きも稀にありますが、機会はそれほど多くありません。
比較的安価なのも特徴で、アイテムビルドの早い段階で購入が可能です。ブーツは、一見地味ですが必ず購入することになるアイテムなので、自分のチャンピオンにはどのブーツの選択肢があるのかを調べておきましょう。
ワード・トリンケット
『League of Legends』は“視界を制する者がゲームを制する”と言っても過言ではないぐらい、プレイヤーの視界が重要なゲームです。
主に視界はドラゴンやリフトヘラルド、バロンナッシャーといった重要なオブジェクトの確保に必要不可欠です。
また、視界がなければ敵の動きが把握できないため、ジャングルからガンクされたり、孤立しているところを集団で倒されたりしてしまいます。
こういった事態を防ぐために、初心者のうちから視界を確保する「ワード」を購入する癖をつけておきましょう。
ワード
・トリンケットワード
無料で使用可能なワードで、設置後に相手からは見えなくなります。時間経過で消滅するため、こまめに置く必要がありますが、他のワードと違いショップに行かなくても自動的に補充されます。
・コントロールワード
トリンケットワード同様周囲の視界を得るだけでなく、隠れているワードや敵チャンピオンを発見できます。
また、コントロールワードの範囲内に設置されている敵のトリンケットワードを無効化する効果があります。ショップにて、75ゴールドで購入可能でアイテム枠を1つ消費します。
・ファーサイトオルタネーション
他のワードと違い相手から視認できますが、時間経過で消滅せず設置距離も長いという特徴があります。
壊されやすいのが難点ですが、ADCの安全な視界確保や、相手がバロンファイトを開始しているかの確認などに使用されます。レベル9からトリンケットワードと交換する形で使用可能です。
この他にも、サポート役のチャンピオンが使用するアイテムや、一部のチャンピオンスキルによって視界の確保が可能です。
相手の視界を奪うには?
敵の視界を奪うためには、敵が設置したワードを破壊する「デワード」を行わなければいけません。
デワードには、「オラクルレンズ」を使用するのが最もポピュラーな方法です。オラクルレンズは無料ですが、トリンケットワードの枠と交換になります。
マップの視界コントロールを担っているジャングルやサポートは、最初のリコールでオラクルレンズを選択するのがオススメです。
ポーション
初心者の人に覚えてほしいのは、「体力ポーション」と「詰め替えポーション」の違いです。
ポーションは同時に1種類しか持てないので、序盤に使用するポーションを適切に選択し、ダメージを受けた際にリカバリーしましょう。
逆に後半は、チャンピオンの体力が増えてポーションの恩恵を受けにくいので、使用する機会はほとんどないでしょう。
・体力ポーション
50Gで購入可能で、同時に5つまで所持できます。回復量は150で、15秒かけて回復します。
・詰め替えポーション
150Gで1つ購入可能で、使用回数が2回となっています。回復量は125で、12秒かけて回復します。体力ポーションと違い、ショップに戻ると無料で再度使用が可能になります。
一見違いが判りづらいかもしれませんが、3つ以上ポーションを使用するなら「詰め替えポーション」がお得という程度に覚えておきましょう。
一方で、体力ポーションには5つ持てるというメリットがありますので、レーンに長く滞在してファームしたい場合などは、体力ポーションを複数個持つといった選択肢があがります。
その他にも特殊なポーションが存在していますが、まずはこの2つを押さえておきましょう。
その他
ジャングル専用のアイテムである「スコーチクロウ」「ガストウォーカー」「モスストンパー」があります。これらのアイテムの選択については、今後ジャングルについて詳しく解説する際にあわせて解説します。
それ以外だとゲーム序盤に購入する「スタートアイテム」があり、一部の特殊なビルドを除いてチャンピオンごとに2~3種類の選択肢があります。選び方については、後編のアイテムビルドのコツで紹介します。
まとめ
前編となる今回は、アイテムビルドを構成するアイテムの基礎的な知識について紹介しました!
アイテムの種類は膨大で、頻繁にアップデートされていくため、効果をすべて覚えるのは大変です。
初めのうちは、アイテムの効果を一字一句覚えようとするのではなく、おおまかに「物理攻撃があがる」「魔法に強くなる」ぐらいに理解する程度で大丈夫です!
アイテムの基礎的な知識があれば、後編で紹介するアイテムビルドの理解が深まり、自分だけのビルドを構築する楽しさが倍増します。
後編では、前編の内容を踏まえてアイテムビルドの仕組みやコツについて紹介していきます!